TW225Eで訪れた風景~草津温泉の舞台裏...log_017
草津の湯川を通りかかったとき、不思議な風景に出会いました。
草津温泉は、自然湧出量が日本一で、およそ32000ℓ/分だそうですが、温泉などに使われたあと、流れ込んで集まったのが湯川です。
草津といえば、温泉街中心にある湯畑が有名ですがPH2.0という強い酸性!!
そういえば、草津温泉も酸性が強く、つけておくと硬貨がきれいになるほどです。
薬効も高く、素晴らしい温泉なのですが流れ出る酸性の水は酸性の川となってしまい、魚が住めず、農業に使えず、周囲の施設の腐食など問題だったようです。
草津の湯川やその周囲の温泉の川が集まる吾妻川は、当時、死の川と呼ばれたことも・・・。
そこで、草津では酸性の水を中和するために昭和39年から、この施設(国土交通省)が稼働、使われているのは、砕いた石灰石で55トン/日、年間2万トンも使われているそうです。(他の河川にも同様の施設があるそうです。)
砕いた石灰は水に混ぜて石灰水として川に投入し、中和しています。
温泉は素晴らしいものですが、裏方の河川の維持管理は、とても大変なことがわかりました。
それにしても、施設説明用の看板の腐食で酸性度の強さが良くわかりますね(^^;
写真上は、施設全景で、石灰を貯蔵する三つのサイロがわかります。
↓ 石灰水を投入している橋の上流側から撮影。
↓ 石灰水を投入している様子です。
↓ 石灰水の説明看板です。良くさびていますね(^^;